メンテナンス日記

多くの整備入庫の中から一部ご紹介しています。

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原自動車がいよいよレーシングカーの製作に着手しました!

というのは冗談ですw

この写真は、先日納車させていただいたニッサンのBe-1.

S63年式=24年の歳月を経ながらも、走行距離は6万キロ程度。

距離を稼いでないとないえ、見た目の程度以外にも重要なのは、エンジンやミッション、エアコンなどの

機関や補記類の状態ではないかと思います。

このBe-1も、パッと見た限り綺麗ですし、ちょっと乗った程度ではキャブの掃除とプラグかな~なんていう

所見とは裏腹に発見できなかった多くの問題が後から出てきました。

 

やっぱり車って毎日乗っている車のほうが調子がいい場合もありますね~

 

1年に1シーズン使うもので例えば石油ファンヒーターや、扇風機などがあると思いますが

いざ使おうとしたら壊れていたり、使い始めてすぐに調子悪くなってしまい

慌てて買いに行った経験などありませんか?

 

自動車もそうですが、『動かす事で磨耗して減っていく部分』 と

『動かさない事で劣化していく部分』があります。

 

前者は、走行距離である程度把握できますが、

後者は、走行距離ではなく、使用状況などで変わります。

 

このBe-1も状態はかなり良かったのですが

把握していた部分もありましたが、いざ、作業し始めと結局上のような状態になり、

タイベル、ヘッドガスケット交換、エアコンのレシーバー、エバポ、コンデンサーなど

結局プチレストアになりました。 これが『動かさなくても劣化してしまった部分』なんですね。 

24年で60000km。1年の平均走行距離が2500km、月換算で200km程度。

中古車を探される上で注意していただきたいのですが走行距離は確かに少ない方がいいかもしれません。

それよりも、どんな使用状況だったのか、どんなメンテナンスをされていたかがとても重要です。

 

というわけではありませんが、『委託販売』の利点である『乗っていたオーナー様』から

使用状況なども聞けるため、安心して販売する事が出来ています。

 

カーリンク八王子北野店ではオートオークション(業者間取引)などから仕入れる車は1台もありません。

委託販売の車は、車歴がわかって整備の方針も立てやすいから安心なんですね!

 

営業:堀

 

 

久しぶりの更新です。

あっという間に八王子も寒くなってきました。

そろそろスタッドレスに・・・というお客様もちらほらご来店いただいております。

だいぶ前ですが、190E のマフラーのサイレンサー前後部分の腐りを

補修剤で今までの車検をくぐりぬけて来たようです。

こういった補修は一時しのぎにはなりますが、いずれまた穴が広がり

結局は交換を余儀なくされます。

今回は純正に交換する方法ではなくリプロ(社外製品)の必要部分だけ取り寄せて

途中で切断し、溶接で接合しようと思います。 純正交換の半値ですみます。

 

位置合わせと切断部分にマーキング。

 

ぴったり付きました。ちょっとした傾きで間違って溶接してしまうとエンドの部分に

大きな位置ずれが発生します。自分で言うのもなんですが至難の業です。

過去にレーシングカーのロールバーなどワンオフで製作していた経験が生きましたw

こういった難易度の高い修理も以外と(!?)たくさんこなしている原自動車です。

通常ならアッセンブリ交換ですからね~

 

どんなことでもまず交換ばかりではなく、修理からのアプローチも大切ですね!

 

新車販売したジムニーに追加のオーバーフェンダーと泥除けを取り付けしました♪

ジムニーはノーマルのままのナロースタイルよりも

バーフェン(死語?)の方がやはり  ワイルドだろぉ~ ですね(笑)

ずいぶん久しぶりの日記更新になってしまいました

さて、今回は・・・もはや貴重な骨董品となった2ストのジムニー。

基盤のお客様が乗っておられましたが、車検で排ガステストに通らず、仕方なく

11のジムニーの乗換えとなりました。

エンジンのかかりが悪かったのでオーバーホールしてみようという事になり分解 

しかし、ほんと小さなエンジンですね~ 私は4スト時代のメカニックなのでこのエンジンを見ているだけで

目からうろこ。 昨今のバイクも4ストなので本当に貴重だな~と実感。

 

ウェーバーやソレックスといったキャブを見慣れているだけに、思わず『ちっさ!』と言ってしまった(笑)

電気仕掛けとなった今、逆に興味津々。 特に悪いところはありませんでしたが、今後部品手に入るかな~?

こういう車はずっと大事にしていきたいですね。 キャブ取り付け後はとりあえずアイドリングも安定?

車検取って乗り回すのが楽しみな1台です  

 

お客様からの電話で『ものすごい異音がした』との事で、まさか。。。と色々と想像めぐらして

ここだったらこうしようとか自分なりに考えていましたが、レッカーが到着し恐る恐るエンジン始動

 

『ガラガラガラ!!!!』

 

『!』

 

エンジンルーム開けるととんでもない事になっていました。↓

カップリングからファンが取れてしまっているようです。

エンジンかけるとこいつが暴れてたんですね。

 なぜこんな状態に?

 

原因は、カップリングとファンを接続しているボルトが飛んで、削れたみたいです。

 

 

新品と比較・・・テニスボールくらいの穴が野球ボールくらいの大きさまで削れてる(汗

 

 

幸い、プーリーや周りにあるA/Cコンプレッサー、ラジエターなどに影響もなく無事に完了。

オーナーさまはクラシック系の車に慣れているだけあって、すぐに止めたのが良かったと思います。

しかし、なぜボルトが飛んだかは不明ですが、今回はこんな事あるんだなと驚きました(汗

交換はとても簡単。快調に作動しております♪

(余談ですが、カップリングとファンを止めるボルトが国内欠品で、あちこち探し回り入手に苦労しました。

なぜ苦労したかというと、英国車なのでミリではなくインチ。ちっちゃいボルトも全てインチ!)

修理代は部品も入れて全部で2.5万円くらいで収まりました。ホッ

 

E55(W210)の運転席と助手席のパワーウインドが時々動かないという症状でお預かりしました。

ヒューズ。大丈夫。 先入観(ボルボの)で・・・まずスイッチかなと思い、分解してみる事に。

工具がなかったので新調して分解してみましたが、なんともない。 

運転席と助手席が同時に動かないってのもちょっとおかしいですね。

インターネットで似たような症状がないか見てみると・・・ 

 

どうやら、パワーウインド、パワーシート、ステアリングチルトなど1系統で制御。

CAN-BASがなにかトラブルを拾っているようで、現車確認してみると、前述した3つが動かない。

(最初に見ればよかった)

一番多い故障が、ドアミラー内の配線被服が劣化してむき出しになりショートしているそうな。

早速覗くと・・・

『!』  お約束どおり配線の被服がボロボロ。これか。

分解してみると、やっぱり。被服のゴムが粉のようにポロポロ取れる。

もしやと思い反対側も覗いてみると

結局、左右ダメでした。さらに右側は骨組みも折れていたので、以前BMW(E46)でもお世話になった

提携の修理専門業者様に依頼し、リビルトしました。

左右で約6万くらい。当然、新品は○○万なので安く新品同様になりました。

話によると、症状が進むとコントロールユニットもNGになってる場合もあるとか。

問題は、本当にこれで復活してくれるか・・・ 祈る気持ち。

 

結果は・・・

バッテリーを一度外してリセットし、見事完治。 パワーウインドもシートも問題なし。

意外なところに原因があり、いい勉強になりました。 W210の査定時にはミラー畳んで覗くとしよう。

題名で見に来られた方すみません。ポルシェセンターではありませんごめんなさい。

原自動車ではメルセデスやBMW、アウディー、ポルシェも販売しております♪

DAS(メルセデス)や、PIWIS(ポルシェ)といった最新のテスターも必要になってきますので

各ディーラー様との連携もありますし、ポルシェももちろんOKなんですよ。

手前は入庫したばかりのBOXSTER、ちょっと試乗しましたがPDKは反応も早く、大変良く出来てました。

シフト操作を楽しむならPDKは面白いと思いますし、

奥の911ターボカブリオレに搭載しているTiptronicSも熟成されたスムーズなマッチングで

右足を通して感じるレスポンスはアクセルペダルとトランスミッションが直結しているような感覚。

Tipはメーカー公表によると600psまでの耐性だそうです。PDKは?後で調べてみよう・・・

 

BOXSTER2.9 2010Model 販売開始です! goo鑑定外装★★★★★ 内装★★★★★ 頂いたAランクです!

 

ご成約頂いたグランドチェロキーのルーフライニング。

今回は仙台のお客様からご注文いただきましたので、現車確認は写真を数十枚お送りして

細部まで見ていただきご成約いただきました。 

中でも一番気になるのがルーフライニングのはがれ。特に輸入車で年式によっては良く見かけますね。

いくらなんでもこのまま納車ってワケにもいきません。お渡しするときに『あれ?!きれいじゃん!』と

喜んでもらいたい一心で中途半端に直しても・・・

ということでまるごと外しちゃいました

作業もしやすいですし。 経過を写真撮るのをうっかりしちゃいましたが、スタッフ3人がかりで

きれいに仕上がりましたよ~。 一番活躍したのは『SOFT99 スプレーのり』!!! 

もっとコツをつかんでくれば更なる仕上がりのクオリティーも望めそうです~

毎日毎日暑い日が続きますね・・・

カーリンク八王子北野店では、ご近所様とスタッフの家族用にプールを設置しました♪

無邪気な子供たちの楽しげな声が1日中続きました~

気持ちよさそうで羨ましかった! 

日曜日に気まぐれで設置していますので(笑) ご商談の際にはお子様の水着をお持ちください♪

 

昨年販売したR32と、現在販売中のR32。

R32(ガンM)は、A/Cオン時の水温上昇の対策で入庫していただきました。

偶然?!揃ったので『GTRマガジン』の表紙のような写真になりました~

R32、今でもかっこいい!と唸ってしまう精悍な目つき。

 

R32(ガンM)の水温対策は・・・さてさて

あっ!定番のコンデンサファンスイッチの短絡がやってない 

RB26DETTは、コンデンサファンの作動条件が 水温90度超え+A/Cオン じゃないとコンデンサファンが動かない。

を短絡させる事によって、A/Cオンで常時作動します。水温上昇を多少止めてくれるといいんですが・・・

R32(ガンメタ)のカップリングFAN。

 

販売中のR32(シルバー)のカップリングFAN。

同じエンジンですが違い分かりますかね~??? 

実はこのカップリングはR33の物が付いています。 R32=8枚羽 R33=9枚羽 送風効率の違いです。

ちょっとした事でも不具合を改善できたときは非常に嬉しいです♪

しかし、この販売車のエンジンは5万キロという事もありタペット音静か。エンジンだけでも貴重ですよ~

 

先日の日記でエアコン修理作業をしていたマーチ。

ドアミラーのベース部分にクラックがあり、ぽっきり折れてしまっていました。

電動格納ミラーの有無に関係なくベースは共通でしたので中古のミラーを分解し移植してみました♪

コネクター分解しなければなりませんが、とても簡単。

 

完成! こういう作業大好き(笑)

車を買う際に必ず目にする【納車整備費用】ですが、ここはお店さんによって考え方も様々で、

消費者のお客様は細かいところまではなかなか分からない部分ですよね?!

カーリンク八王子北野店の納車整備は、12ヶ月点検+消耗品部品交換がベースとなります。

査定時に車の状況を把握しておりますので、商談時には『ここが調子悪い』とか『これは弊社で修理しますね』

など、ご説明させていただいております。まれに、『整備無しでもいいから安く出来ませんか?』といったリクエストを

頂きますが、法定点検の実施は、無料保証などの絡みがあったり、記録簿添付を徹底しています。

 

さて、

長野県にお住まいのお客様に成約頂いた『SL350(R230)』の納車整備です。

走行距離も少なく、元のオーナー様がしっかりメンテされていたので、消耗部品の交換をメニューに組みました。

 

届いた部品達。 メルセデスはアフターパーツも豊富ですし、部品もしっかりしています。

部位によっては純正にこだわらなくても良い物はたくさんあります♪ 

写真のブレーキローターは、まだまだ残量もあったので研磨にしました。次は新品交換になると思います~

もちろん、パッドも新品。

 

これだけの部品を単品で交換したらとんでもない工賃になりますよね・・・

これも中古車販売+工場併設のメリットです♪

 

 

車検でお預かりしたお客様のハイエース。

セルがまれに空回りする症状がでていたので、スターターを老舗の電装屋さんに持ち込みました♪

写真を撮る暇がないほどの速さであっという間に分解され、いとも簡単に原因究明。

電極が磨り減ってしまっていて、尚且つスタータークラッチもNG。

電極と、クラッチを交換しました。

(実際に触らせてもらいながら勉強もさせてもらいました)

組み立てもあっという間に。

清掃されてリビルトスターターの出来上がり。

熟練の技術者が手際よく作業していく様は本当に素晴らしき日本の伝統のようなモノを感じました

何でも新品に交換してしまう最近ですが、ちょっとしたことで安く、完璧に治る部分もたくさんあると思います♪

いきなりこんな写真から・・・

症状:エアコンが効かない

調査の結果、コンプレッサ、ACガスは問題なし。 エアコンユニットを助手席側から覗くとあるべきものがない!

暖房と冷房を切り替えるフラップを動かす部品が折れている事が発覚

というわけで、エアコンユニットを外し始めました。 で、こんな状態に。

 

真ん中の黒い大きな物体。これがエアコンのユニット。ダッシュボードをバラバラにしないとこいつは取れません。

 

今度はユニット本体を分解。 あんまりこれを分解しないとは思いますが、ん~パズルですね。

 

折れてます。 日産から対作品が出ています。

 

交換も終わり、セット完了! 後は車両に戻すだけ。 ちゃんと動くかな???

 

無事に取り付け完了しました! エアコンガス充填し、作動チェック。

切り替えも問題なし!ついでにエアコンのフィルターも交換し、大掛かりなリフレッシュ作業となりました~

近く販売する予定です♪

今週末に納車予定のワゴンRにナビを取り付けております!

今回は中古。 作業した事がある人なら分かると思いますが、中古の取り付けのほうが手間がかかるんですよね・・・

元々付いていた両面テープをはがして綺麗にしたり、配線を整理しなおしたりです。

社長が作業していますが、手馴れたもので30分くらいで完成。 写真撮ってる暇も無し

こちらはハリヤーハイブリッドの純正ナビにDVDデッキ、地デジチューナー、AVセレクターを取り付けしました。

純正ナビではDVDが見れなかったんで追加です!

911カブリオレ。

お客様が見に来られたのでお外で日光浴しております。

しかし、このボディー剛性とシートに張り付くパワーは一瞬で異次元まで連れて行ってくれます。

かと思えば、女性でも乗れる扱い易さ。 

やっぱり、ポルシェはすごい。 

年々販売台数が増え続けるなんてテレビCMもしないでここまで人気があるメーカーってすごいですね。

引き続きボルボの納車整備、最終チェックです。

写真は、前回の日記で書いた外したラジエター。

アッパーホースのジョイント部分が弱いみたいですね。

カーリンク八王子北野店では、直近に交換されている場合を除き、納車整備時にバッテリーも新品にしています。

こちらは交換した水温センサー。

色々調査して、この車体はコンピューター制御されているということで一応新品に交換しました。

電動ファンの作動症状は問題がないという確認が出来ました、良かった良かった。 

単純な電動ファンの作動ではなく、他の輸入車とは違う制御なんですね。 

結構これに戸惑うメカニックも多いそう。(自分も!)

これで一通りの整備、車検も終わり、最後の清掃に入ります。後はお客様から書類が届いたらいざ愛知県へ!

 

納車整備(車検整備含む)も終わり、無事予備車検をクリアしました♪

写真がありませんが、直前にラジエーターも新品に交換。

アッパーホース接合部の割れを発見し、大事をとりました。これでしばらくは安心です。

最終チェック中に気が付いたのですが水温が下がっても電動ファンが止まらないっ

電動ファン本体、ファンリレーと色々チェックするもはっきりしない。

只今水温センサーのチェック中です。。。 ボルボの水温センサーは

コンピューター制御なんですね(汗 部品待ちしております。

さてさて、今回納車整備に使う消耗品が入荷したので、早速作業開始!

 

タイミングベルトとテンショナープーリー。このエンジンは基本的に5万キロごとのタイベル交換です。

5万キロで交換していますが、今回はお客様のリクエストで交換となりました。

 

写真は、フロントウインドのモールです。劣化していましたのでこれもお客様のリクエストで交換。

簡単に交換できるみたいですよと、お客様に教えていただきました

一体どうやって外すのかな?と眺めていて、思い切って引っ張ってみたらあっさり外れました。

クリップ部分を小さなマイナスドライバーで押すと簡単に外れます。

 

どうでしょう?見栄えがかなり良くなりました。

 

 

次は、こちらもお客様からのリクエストで痛みの激しかったテールレンズ交換です。

これは簡単。

ビフォー

アフター♪ 

 

これでほとんどの作業が終わり、週明けには車検取得、以降愛知に登録になります!

納車整備は掲載写真部分だけではなく、下廻りもしっかりチェックしてますのでご安心ください!

 

 

ご成約頂いたボルボ940の納車整備です。

今回は車検に加え、お客様からのご依頼でタイミングベルトの交換を 作業のスケジュールに入れました。

このように八王子北野店では納車整備に以外の作業も購入時に承っております。

普段からメーカーを問わない修理や車検などを行って蓄積したノウハウがあるので可能なんですね。

部品選定は数社との取引があり、取れない部品はありません!

 

 

 

エンジンルームが広くて作業しやすい♪