JAGUAR XK/XKR(X100) ABS警告灯 スピードセンサーの修理

 

2002年 ジャガー XKR  

ABS警告灯、トラクションコントロール、スタビリティーコントロール

この3つが点灯していました。

 

疑わしいのは定番の【ABSコントロールユニット】の故障ですね。

いわゆる基盤内の電源供給部分の半田クラック。

この場合、分解して半田を修正すれば直りますが(他の場合もあり)

ですが、4年前に完治済み。

念のため基板屋さんに診てもらいましたが回答はやはり問題なさそうだとの事。

 

診断機のエラーコードは、【右フロントスピードセンサーの故障】と出ていたので

スピードセンサーを左右入れ替えてみましたが、故障コードは移動しない。

つまり、スピードセンサー本体ではないという事で、、、

 

スピードセンサーと車体ハーネスを繋いでいる中間ハーネスを調べたら

 

1本導通がないではありませんか。

 

 

もちろん、見た目で断線していればすぐわかりますが、検電テスターを使って調べると、

なんと、被服の中で切れてる・・・・・

 

基板屋さんからは、ハーネスがよく断線すると聞いていたので、一番最初に調べれば

ユニット外したり、センサー入れ替えたりしなくても良かったんですが。

2年前にフロントスピードセンサーハーネスを左右新品に交換していたので

後回しにしていたんですね。 

 

これですね、純正のハーネスにくっついている【補強】みたいなのが良くないんです。(下記写真上の黒いもの)

カプラーとこいつがくっついていればいいのですが、隙間があるため、ハンドル切ったりするとその部分が

グリグリ動くので銅線が切れちゃうんですね。

 

 

 

 

と言う事で、配線を延長して少し余裕を作り、あえて補強せず戻しまして作業完了。

 

このハーネス、単純に2本、プラスとマイナスの配線で、なんと片側2万くらいします。

次回壊れたら買わずに作っちゃおうと思っています。