ポルシェ 987ボクスター2.7 雨漏れ・浸水修理 

お客様から「台風の後から幌が誤作動し勝手に動いた、バッテリーが上がってる」と

連絡が入り、お預かりしました。

 

ポルシェ911(996)系の経験上、バッテリーが上がり掛けるとアラームシステムが誤作動して

勝手に窓が開いてたなど不可解な事が起きたりして何度か同じ経験をしました。

そこへ雨が降ると室内が浸水となり、アラームシステムなどの誤作動でバッテリーが上がる。

今回も同様かと思いましたが、調べるとバッテリーは上がってない。 

 

幌の開閉はNG(開閉ロッドが折れてる)、テールランプ系の誤作動、と

リヤ周りに関連する部分に異常が見られます。 エンジンは掛かるし、乗れるし。。。

 

恐る恐るカーペットをめくるとフロアがプール状態になっているではありませんか。

 

窓は締まっていましたので一体どこから????

これは後で調査します。

 

さて、

リヤ周りにトラブルが集中していた原因は、運転席下にマウントされた『リヤコントロールユニット』が

水没した事により、テールランプ、オープントップの開閉が誤作動。

室内のロックを外さずに(クローズ状態)オープントップの開閉が無理矢理動作したため、

開閉ロッドが折れた様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自動車のカーペットって、たぶんみなさんはめくった事がないと思いますが、

※フロアマットではないですよ。

 

防音のために分厚いスポンジがくっついてます。

大量に雨水を吸い込んだこのスポンジが厄介でして、キッチンのスポンジの様に

簡単には搾れません。

 

また、フロアには制御のためのハーネス(配線)が張り巡らされており、

今回浸水した『コンピューターユニット』もフロアに設置されたために被害に遭いました。

 

よって

今回は、 リヤコントロールユニットと、フロアーカーペット交換し、

折れてしまったオープントップのロッド先端の交換です。

 

 

 

問題は、どこから雨が入ったのか。

 

これが全然分からずに悩みました。 漏れ箇所を特定しないと、同じことを繰り返しちゃいますからね。

 

まあ、やっと判明したわけなんですが、結果から言うと、

この車両を購入した時点でオープントップカバーの防水パンに穴が開いていたために

そこから雨水が室内に侵入、水に浸かったリヤコントロールユニットが誤作動、

勝手にオープントップを開けようとし、ロッドが折れたというわけです。

 

つまり、ポイントは『この車を買った時点で防水パンに穴が開いていた』という事。

 

オーナーにこの事を話すと、『購入時に一度ロッドの修理を行っている』と聞いていたそうで、

因みに、987ボクスターのこのロッドはよく折れるらしく、

防水パンにロッドが刺さるなどして穴が開いていたんでしょうね。

ロッドだけ修理して防水パンの穴に気が付かず交換していなかったために今回のトラブルが発生したんです。

 

ググると

 

ロッドの先端は安価で手に入るし、チラホラとDIYの記事も見受けますのでおそらく

ロッドにしか目がいかなかったんでしょうね。

 

 

というわけで全部で40万くらいかかりました。

 

ぜひ中古車購入の参考になれば。

 

 

完成!